「群馬の地酒」清酒持ち寄り研究会
日本酒業界で有名な品評会といえば、春の「全国新酒鑑評会」(主催:独立行政法人酒類総合研究所)です。
そして、秋には「関東信越国税局酒類鑑評会」(主催:国税庁関東信越国税局)があります。
この関東信越国税局酒類鑑評会に向けて、品質評価や個別指導を行う機会として、群馬県酒造組合さま主催による「清酒持ち寄り研究会」が行われました。
非公開なのですが、今回、群馬県酒造組合さまの御厚意で、拝見させていただきましたので、群馬SAKE TSUGU通信として、お伝えします。
各蔵で「このお酒を鑑評会に出そう」というお酒を、鑑定官の先生や組合の技術委員らで事前チェックするもので、ここでの評価を受けて、各蔵で最終的に出品するお酒を決めることになります。
きき酒をする皆さんは、白衣に身にまとい、ひとつひとつ、様々な視点からチェックします。
会場は張り詰めた空気で、黙々とお酒と向き合い、評価をメモに取り、吐器に出して、また次のお酒に進まれます。
このような機会があることは知っていましたが、その場に立ち会わせていただくと、改めて感じるところがありました。
見ているだけで緊張しました。
やはり日本酒、清酒って、位置付けが高いんだなぁ。
群馬県の日本酒「群馬の地酒」の品質向上のために、取り組まれていて、こうした技術の研鑽、切磋琢磨の上に、「群馬の地酒」を美味しくいただいているのだなと。
関東信越国税局酒類鑑評会は、国税局管内の、茨城県、栃木県、埼玉県、新潟県、長野県、そして、群馬県の6県の日本酒(清酒)の鑑評会です。
出品部門は「吟醸酒の部」「純米吟醸の部」「純米酒の部」の3部門で、それぞれ「最優秀賞」「特別賞」「優秀賞」が表彰されます。
昨年は、6県192場の中で、群馬の地酒は素晴らしい結果となりました。
・純米吟醸の部では、貴娘酒造(中之条町)の「咲耶美」が、最優秀賞!
・吟醸酒の部では、島岡酒造(太田市)の「群馬泉」が特別賞
・純米酒の部でも、牧野酒造(高崎市)の「大盃」が特別賞
の全部門でのトリプル受賞で、「群馬県はどうしたんだ!?」と会場がざわついたそうです。
昨年以上または昨年と同程度の結果を求めるなんて酷なことかもしれませんが、楽しみに結果を待ちたいですね。
今度の日曜夜8時からYouTube群馬SAKE TSUGUチャンネルで生ライブ配信する「群馬の地酒」蔵元衆飲みトークでは、群馬県酒造組合の西岡技術委員長をお迎えして、飲みながら、いろいろなお話を伺います。
皆さん、お楽しみに!
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