お酒の媒介免許をいただくことができました！

群馬SAKE TSUGUは、この度、令和3年8月26日付で、前橋税務署長から「酒類販売媒介業免許」の交付をいただきました！

あまり聞きなれない免許「媒介業」。
お酒類の販売を「媒介」する免許ということで、かなり珍しい免許です。

群馬SAKE TSUGUは、立ち上げ以来、「群馬の地酒」を愛し、扱っていただいている酒屋さんや飲食店さんなど関係者の皆さま、そして、ファンの皆さまと一緒になって「群馬の地酒」を盛り上げていきたい、大きなうねりを起こしていきたいと考え、行動しています。
「群馬の地酒」の消費が増え、価値が上がることを目的に、多くの方が「群馬の地酒」に出合う機会となる「補助階段」となるべく、様々な企画や仕組みを考えてきました。

群馬SAKE TSUGUは、「群馬の地酒」を愛し、扱っていただいている酒屋さんや飲食店さんにとってマイナスになるようなことは、決して、したくない。
群馬SAKE TSUGUが活動することで、「群馬の地酒」市場全体が活性化し、市場が拡大することで、酒屋さんや飲食店さんにとってプラスになることをしたい。

そんな考えから、群馬SAKE TSUGUは、お酒を売る小売酒販免許を取らないと決めました。また、群馬SAKE TSUGUが行おうとする取組が、お酒関係の各免許に抵触しないか、時折、税務署に伺って、相談してきました。

いろいろ調べていく中で、群馬SAKE TUSGUが行おうとする事業として、一番、抵触しそうな免許が、この「媒介業免許（酒類販売媒介業免許）」でした。

「群馬の地酒」の情報を、取扱店も含めて発信して、飲み手の皆さんに手に取りやすい、買いやすいようにする。
「群馬の地酒」をもっと多くの方に飲んでいただけるように、機会を増やして、酒蔵や酒屋さん、飲食店さんに貢献したい。

ただ、お酒の販売を、媒介（斡旋）する場合には、この媒介業免許が必要でした。

正確には「酒類の販売の媒介業とは、他人間の酒類の売買取引を継続的に媒介（取引の相手方の紹介、意思の伝達又は取引内容の折衝等その取引成立のためにする補助行為をいいます。）することをいい、営利を目的とするかどうかは問いません。」と書かれています。

何とか媒介業免許が取れないかと、何度か税務署を訪問して、相談に乗っていただきました。
かなり珍しい免許ということで、取り扱い事例も少ないようでした。
その数少ない事例も、大手酒造メーカーの子会社が取得するようなケースばかりで、群馬SAKE TSUGUのような存在が取得を目指すのは、かなり稀のようでした。
税務署の方からは、小売免許の方であれば、要件も昔に比べて、だいぶ緩和されているのでと勧められたこともありましたが、それでは、群馬SAKE TSUGUがやりたいことができないと、頑なに断りました。

媒介業免許も存在している以上、媒介業免許が取得できないのであれば、常に、免許に抵触しないような仕組みを考えながら、事業を進めていくしかないのかな…。
そんな気持ちになっていた頃、内閣官房の規制サンドボックス制度を知りました。
私規模の取組が、そんな大きな制度を使うほどのことなのか、と思いながらも、藁をもつかむ思いで相談させていただきました。
相談する中で、グレーゾーンの解消など、民間事業者が不得手とする法律や通達の要件の解釈などを一元窓口として支援していただけることを知りました。
何度か相談させていただき、内閣官房の方で、さまざまな調整、やり取りをしていただき、その結果、免許の交付をいただくに至りました。

今回の免許交付は、私一人の力では到底、到達しなかったです。
内閣官房や国税庁、関東信越国税局、前橋税務署、そして、「群馬の地酒」関係者など、多くの皆さまの御理解、御協力のおかげです。
改めて、感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました！

せっかく交付していただいた酒類販売媒介業免許。
群馬SAKE TSUGUは、「群馬の地酒」の消費増、価値向上のため、益々、精進して各事業に取り組んでまいりますので、今後とも、どうぞ、よろしくお願い致します。