若い方に、「群馬の地酒」を知って、飲んでいただくためのアプローチ。
2019年春に、県庁で創業支援を担当した際お世話になった高崎商科大学の田中敬幸准教授に企画を提案させていただきました。
「大学の講義で取り扱っていただけないだろうか」
「いずれは、複数の大学に参画していただいて大きなプロジェクトにしていきたい」
田中先生の方から、前田拓生教授や事務の方にも話を通していただき、後日、一緒に打合せをさせていただきました。
打合せをさせていただいた結果、高崎商科大学の地域連携センターの事業と位置付けて、前田先生と田中先生の2つの夏季ゼミとして実施していただけることになりました。
そして、前田先生が富岡地域とつながりをお持ちとのことで、最初の導入講義を、富岡商工会議所で、一般の方も聴講できるよう公開講座で実施することになりました!
とても前向きに考えていただき、本当にありがたかったです。
私自身が全くお金のことなど考えていない中で、会場の手配やチラシの作成など、強力に携わっていただきました。
前田ゼミ、田中ゼミの学生を4グループに分けることになりました。
各グループに担当蔵を割り当て、導入講義で顔合わせを行って、その後は個別に、酒蔵見学などを通して意見交換を行い、地域の伝統産業を学んでいただきます。
各グループが、「群馬の地酒」の消費量が今より増えるようになるビジネスプランを考えていただきます。
私の方で、参画していただける4蔵元を打診していきました。
その結果、以下の酒蔵の方々に参画いただけることになりました。
・聖徳銘醸(甘楽町:「鳳凰聖徳」「妙義山」)の西岡さん
・栁澤酒造(前橋市:「結人」「桂川」)の栁澤さん
・町田酒造店(前橋市:「町田酒造」「せいりょう」)の町田さん
・土田酒造(川場村:「土田」「誉国光」)の土田さん
甘楽富岡地域の酒蔵である聖徳銘醸の西岡さんにも、是非、参画していただきたいとお願いして受けていただきました。
また、「いずれは酒造組合全体を巻き込んで大きなプロジェクトにしたい」という想いを組合の若手組織である稲水(とうすい)倶楽部の当時の会長、町田酒造店の町田さんにお話して受けていただきました。
栁澤酒造の栁澤さん、土田酒造の土田さんも、スケジュールが秋まで続いて酒造りの時期に入ってしまう不確定要素の高い中で、この初めての取組に対して前向きに捉えて参画していただきました。
「こういうことをしたいな」という想いを企画にまとめ、話をさせていただくと、幸運にも御協力いただける方がいらっしゃって、少しずつ形になっていきます。
本当に、ありがたいことです。
自分で発信して、スタートボタンを押しておいて、こんなことを言うのも何なのですが、実際に事業が動き出して、「公開講座」を間近に控えてくると、ちょっとビビって、緊張してきます。
大学事務の方から、一般の方からもポツポツお申込みがあり、東京の方からも申込があったという経過報告をいただきました。
御参画いただいた大学、酒蔵の皆さま、そして、受講していただく学生の皆さん、公開講座を聴きに来てくださる方々に、失礼のないようにしなければ、と気が引き締まりました。
「群馬の地酒」を取り巻く概要、そして、課題など、導入部分の説明資料を作成。
4蔵の皆さんに語っていただくパネルディスカッションのテーマを考えていきました。
また、ちゃんとした服装で登壇したいな、とも思いました。
地酒の魅力が伝わるような。
とはいえ、個別の蔵のTシャツや前掛けは控えたい。
甘楽富岡地域の近く、安中市の磯部温泉にある高野酒店さん。
カッコ良いデザインのオリジナルグッズが扱われているのを知り、「これだ!」と思いました。
お店に行って、デザインや色合い、サイズを吟味して、「SAKE IS JUSTICE」と書かれたTシャツに決めました。
コメント